富士山 駒ヶ岳(3710m)、勢至ヶ岳(3730m)、伊豆ヶ岳(3740m)、朝日岳(3730m)、久須志岳(3720m)、剣ヶ峰 (3776m) 2011年7月11日
所要時間 1:21 富士宮口−−4:13 火口壁−−4:14 駒ヶ岳−−4:17 勢至ヶ岳−−4:25 伊豆ヶ岳 4:38−−4:41 朝日岳−−4:48 久須志岳−−5:10 剣ヶ峰 6:04−−6:11 下山開始−−7:29 富士宮口
概要
富士宮新5合目より往復。7/11現在は8合目以上は残雪により通行止めとなっているが、実際には登山道には雪は皆無で安全に登れるため、自己責任で多数の人が登っている。おそらく来週には正式開通すると思われる。平日だったので登山者数はそこそこ少なかったが土日は駐車場の確保が難しいかも。なお、7/15以降の週末はマイカー規制で5合目にはマイカーで入れなくなる。
お鉢めぐりはいつの間にか白山岳への道がロープで塞がれており、夜陰にまみれないと登るには度胸がいる。ただし進入禁止の看板等はなし。山頂の展望台は狭いが西側半分の大展望を楽しめる。南アは北から深南部まで、北アは空気の透明度が悪く槍穂〜表銀座、奥日光と尾瀬も見えた。早朝ならば雄大な影富士が見える。
富士宮ルートは南斜面で日差しが強く、延々と森林限界が続いて日中に登るのは暑すぎるため、夜中に登って早朝山頂着とし、午前の早い時間に下山してしまうのがよい。
富士山に登ったのは10数年前で、そのときはまだマイカーを所有しておらず、電車、バスで富士吉田口に行って往復したのであった。時期はお盆で大混雑し、5合目の駐車場は入りきれず(今ならマイカー規制されているか)、1km以上も駐車場から離れた路側に車を置いて歩いている人が多数いて、バスで正解だったと強く思ったのであった。午後10時くらいに登山開始したので夜明けよりずいぶん前に山頂到着してしまうなぁと考えていたのだが、山小屋のある付近では登山道は大渋滞で一向に進まず、山頂一角に到着したのは4時半くらいで日の出ギリギリだった。そして天候は基本は晴れているのだが背の高い雲海が広がり、南アルプスでさえ全ての山が雲海の下で全く見ることができず、日の出も雲海の上に出てくるまでに時間がかかって結構遅かった。山頂からのアルプスの展望を期待していただけに、雲海で見えないのはすごく残念だった。
今年は異常なほど早く梅雨が明けて猛烈な暑さが始まり、休みの日は山で避暑して節電に協力するのが一番よかろう。もう藪漕ぎするような気温ではなく3000m級で涼しくまったりと過ごす時期であり、そんな山で未踏なのはクライミングの範疇の山ばかりであって、今の私では登ることはできないので既に登った山で涼むしかない。場所はどこでもいいのだが、今回は久しぶりに富士山に登ることにした。前回は山梨側から登ったので今回は静岡側からとし、富士宮口を基点とした。ここなら有料道路も無いので山梨より安価だ。ただし、南斜面なので日が出た後は山梨側より確実に暑いだろう。まあ、早朝に登って午前の早い時間に下る予定だが。
少しでも睡眠時間を確保するため、須走まで高速道路を使ってから一般道で新五合目を目指す。富士寄生火山めぐりで何度も走った道なのでロードマップを見るまでもなく進んでいく。演習場付近でガスに突っ込んだが水ヶ塚付近では雲を突き抜けて満天の星空が広がっていた。新五合目の分岐ではなぜかその方向の行き先の文字が消されていたが、マイカー規制用だろうか。なお、今年は7/15以降の週末に規制されるとのことであった。
ぐんぐん高度を上げて新五合目駐車場に到着。広い駐車場があるのかと思ったら、ここの駐車場は道路の幅が広がって左右に斜めに駐車する構造で、登山口に近いところから順次埋まっていって徐々に歩く距離が遠くなることになる。こちらは仮眠の都合上、登山口に近すぎないほうが快適なので、登山口を通り過ぎて道路が右にヘアピンカーブするところで車を入れた。ここまで来ると平日夜だと車はガラガラだった。富士山を見上げると点々とライトが輝いており、たぶん山小屋のものだろう。近そうに見えるのだが山頂までの標高差は約1400m、私の足でも3時間半くらいかかるはずで、見た目よりもずっと遠いのであった。酒を飲んで目覚ましを3時間後にセット、0時半起床の1時出発で山頂到着は日の出の4時半ぴたりを狙った。
富士宮口駐車場 | 奥の光っている看板が登山口 |
しかしアラーム音に気づかず目覚めたら1時で30分遅れ。これでは山頂での日の出は無理かな。まあ、今回は涼めればそれでいいけど。朝飯を食い終わって登山口まで行ったところで高度計を校正しようとしたら腕に無い! 忘れ物に気づいて逆戻りし、腕時計兼高度計をしっかりと身に付けて登り始めた。真夜中なのに監視員がおり、軽装でヤバそうな登山者がいないかチェックしているようであった。私はTシャツ半ズボンの涼しい格好で何か言われるかと思いきや、40リットルのザックを背負っていたせいか何も言われなかった。なお、今回のザックの中身の大半は防寒装備であった。
登山口の標識類の中には「残雪のため8合目以上は通行止め」との案内もあった。え? そんな話は聞いてないぞ。それを知っていればアイゼンにストックを準備したのに。先週の知床で使ってから車に戻していないぞぉ。まあ、今回は行けるところまで行って、この目で雪の状態を確認してマジでヤバそうだったら撤退すればいいか。この時期の富士山の残雪の固さがどんなものなのか全く知らないのでキックステップが切れるかどうか、雪渓の傾斜がどんなものかの兼ね合いが重要だ。
天下の富士山なので登山道の心配は皆無で夜中でも安心して登ることができる。前回登ったときは遥か上までヘッドランプの列が見えていたが、まだ夏山シーズン開幕直後の平日なので、小屋の光以外は分からなかった。登山道の出だしこそ背の低いダケカンバ等が見られたがすぐに樹林が消えて火山性の砂礫の斜面だけが広がっていた。日陰になりそうな物は全く無く、日中に登ると直射日光が強そうだ。今回はそれを考えて傘をザックに突っ込んできた。風はほぼ無風で帰りもこの状態なら傘も使えるだろう。
6合目 | 元祖7合目。この下が新7合目 |
6合目で宝永山の分岐があり、山頂へは上に向かうルートに入る。これ以降、広いブル道と時々交差しながら登山道はジグザグに上を目指して上がっていく。登山者数が多いので足元はザクザクではなく固い場所があって登りでも歩きやすいが、少し外すと柔らかい砂礫で登りは疲れる。下りでは膝に優しいかも。山小屋は新7合目、元祖7合目、8合目、9合目、9合5勺にあり、まあまあ適度な間隔と言えよう。シーズンインしたので真夜中でもオープンしている小屋もあった。各小屋の前では休憩中の登山者が見られた。登山道にもチラホラと人の姿があるが、歩くペースは遅いようで最初に見えたライトの光が遥か上方でもそのうちに追いついて追い越してしまう。
8合目 | 8合目で登山道は通行止め |
8合目の小屋に到着し、小屋前を横断して裏側に回って登山道を登り続けようとしたが、そこには通行止めの標識があった。ただ、上を見るといくつもライトの光が揺れているし、ここまで雪のかけらも見ておらず、危険度が全く分からない。登山口で考えたように現場に行って直接目で見て危険度を判断して進むか撤退するか決めることにして、自己責任で登山道を進んだ。一応、「通行止め」の標識であり「通行禁止」ではないし、元来、登山は自己責任だし。そろそろ手が冷たくなってきたので腕カバーを付けて手袋をはめた。
9合目 | 9合5勺 |
8合目を過ぎても今までと同じような砂礫と溶岩の道が続き、雪が出てくる気配がない。登山者のライトがまとまった場所があり、たぶん前日夜(といっても数時間前だが)に出発したパーティーだろう。光は動いてはいるが進んでいないような。既に高度はとっくの昔に3000mを越えており空気は下界よりかなり薄いと思われ、普段トレーニングをしていない人だと筋力以前に呼吸器系が環境に追いつかないだろう。休憩中のグループに追いつくと、みなさん息が荒い。その上にも点々とライトが見えるが、これまた動きがのろく、接近すると歩いてはいるのだが、1,2歩進んでは立ち止まる牛歩状態で、ゼーゼーハーハーの苦しそうな息遣い。しかし、これではペースが速すぎて無酸素運動になって筋肉中に乳酸がたまって動けなくなってしまう。もっとペースを落とさないと山頂まで到着できないかも。こちらはしごく快調で、富士山に登る前の今年の最高峰は利根川水源山脈の剣ヶ倉山(2000m弱)であり、3000m級どころか2000mを越える山も登ったことがなく、空気の薄さに対応できるか心配であったが全く関係ないようだ。登山口から一定のペースで歩き続けられ、9合目以降はごぼう抜き状態であった。
駒ヶ岳山頂。富士宮から登った人が日の出待ち | 勢至ヶ岳山頂と石室 |
気温が低くほとんど汗をかかずに快適に体を動かせた影響か、それとも春山と違って荷物が軽かった影響か、富士山火口壁の一角に到着したのは登り始めてから約2時間半後だった。まだ日の出の時間には余裕があり、この場所(駒ケ岳)では日の出の方向に火口壁がひっかかる可能性があり、北東方向に邪魔するものが無いところまで進むことにして駒ケ岳は素通りした。ちなみに駒ケ岳山頂には人が群がっていたが、たぶん全員が富士宮口から登った人だろう。
勢至ヶ岳から見た剣ヶ峯 | 北側から見た伊豆ヶ岳。最後は岩壁 |
伊豆ヶ岳山頂 | 伊豆ヶ岳から見た八ヶ岳 |
小さな鞍部に下って小屋の前を通過して少し登ると石室のあるなだらかなピークが登場、ここが勢至ヶ岳だ。登山道は僅かに右にずれているが、一面砂礫なので障害物は皆無だし、高山植物も皆無だし、ロープが張ってあるわけでもないので自由に歩ける。次のピークは一段高い伊豆ヶ岳で、登山道に従って(たぶんロープが張ってあって稜線を歩かなかったのだと思う)山頂東を回り込んで北側に出ると、山頂直下は溶岩の崖ができていた。こちらはロープは無く自由に出入りできそうで、登山道を離れて上に上がり日の出を待っている登山者も多かったが山頂に立っている人はいなかった。まだ日の出まで5,6分はありそうなので空身で崖を登ってみることにした。崖といっても一枚岩ではなくごつごつが多くてホールドスタンスに苦労しないし、高さは4,5mと言ったところなので楽勝であった。伊豆ヶ岳山頂には棒が立っており登る人もいるようだ。南側はなだらかな稜線が続いており、こちらから登るのが安全だろう。山頂から南側を見ることができ、相模湾には大島や他の島が浮かんでいるのが見えた。富士市から沼津市にかけての湾曲した海岸線も良く見えていた。伊豆半島も明瞭に見えていた。
伊豆ヶ岳から見た日の出。北丹沢から登る | |
伊豆ヶ岳から見た東の展望 | |
伊豆ヶ岳から見た尾瀬〜奥日光(クリックで拡大) |
崖を降りて日の出待ち。さすがに体を休めると寒いので長ズボンに長袖シャツ、それにダウンジャケットを着た。これで防寒対策は完璧だ。地平線付近は雲が出ているが低くて薄く、ほぼ地平線から登る太陽を見られそうだ。そして不意に太陽が登場。最初は思ったより弱い光だったので危うく見逃すところだった。空気の透明度が悪くて地表付近の光が弱められているのかも。ここからだと白山岳等の火口壁上のピークが邪魔をして北アや南アは見ることができないが、北関東方面は見える。奥日光の山々は明瞭に見ることができ、日光白根は確認できた。ただ、男体山がよくわからない。たぶん女峰山と重なり合っているのだろう(帰ってからカシミールで検証したらそのとおりだった)。
朝日岳南側から見上げる | 朝日岳山頂 |
朝日岳から見た富士山火口 | 朝日岳から見た伊豆ヶ岳 |
さあ、剣ヶ峯に向けてお鉢めぐり再開だ。伊豆ヶ岳を下って次のピークが朝日岳で、登山道は山頂直下の崖の東を巻いてから北から山頂に登るようになっているようだが、さっきの伊豆ヶ岳の岩壁より低く簡単に登れるので南から最短で山頂に出た。山頂には小さな鳥居が立っておりたくさんの人が休憩中。おそらく、富士吉田側から登ってきた人達だろう。朝日岳を下った鞍部付近に富士吉田口及び須走口から登ってきたときに山頂一角に出るポイントがあり、山小屋と神社があって人で賑わっていた。間違いなく大半が富士吉田から上がってきた人で、富士宮口から上がってきた人数とは比較にならないほど多かった。まあ、富士宮口は公式には8合目以上は通行止めだからなぁ。それに東京起点だと山梨側の方が道路のアプローチはずっといいし。
朝日岳から見た久須志岳 | 久須志神社と山小屋群。富士山で一番賑わう場所かも |
小屋と神社を通過して裏側の高まりに出るとそこが久須志岳山頂だ。平坦で広い山頂であるが人の姿が無い。富士宮側もそうであったが、どうも多くの人は各登山口から最初に到着した火口壁の一角まで辿りつくので精一杯で、剣ヶ峯に足を延ばすとかお鉢めぐりをする余裕が無いのが現状らしい。まあ、あの息も絶え絶えに登る姿を見ればそれも分かるが。でもせっかくここまで登って剣ヶ峯を踏まないのはもったいないよなぁ。体力に自信が無い場合は夜行日帰りは諦めて途中の山小屋で宿泊し、体力回復とともに2日間に行動時間を広げることで時間的な余裕も作れば、お鉢めぐりも充分可能となるだろう。
白山岳。山頂への分岐にロープあり | お鉢めぐりは白山岳南を巻いてしまう |
次のピークは白山岳であるが、以前は問題なく登れたのが現在は山頂に向かう登山道分岐にロープが張ってあって入れなくなっていた。立入禁止の看板があるわけではないが、これだけ登山者がいる中でロープを越えて歩くのは心臓に毛が生えていないと無理であろう。夜陰かガスに紛れて登るのが一番現実的か。特に危険個所があるわけではないし、高山植物があるわけもないし、通行止めにする意図が見えなかった。まあ、ここは登ったことがあり、禁を冒してまで登る必然性はないので今回はパスした。
火口壁へ再び出る | 影富士 |
お鉢めぐりの登山道は、白山岳付近は火口壁を避けて火口内部のテラスのような場所を通り、再び火口壁に上がる。たぶん巻いている区間は崖等の危険箇所があるのだろう。剣ヶ峯方面から団体様が下ってくるが、やっぱ山梨側から登ったグループだろうか。火口壁に上がるとようやく北アや南アの姿を拝むことができた。前回は雲海の下で全く見えなかったが、今回は南アは端から端まで、北アは空気の透明度がイマイチで槍穂は見えているが立山、後立山は見えていない。まあ、槍穂を拝めただけでもいいだろう。
ここだけ雪が僅かにあった | 山頂直下の登り |
剣ヶ峯山頂 | 剣ヶ峯三角点 |
剣ヶ峯から見た火口 | 剣ヶ峯のGPS測量点 |
最後の剣ヶ峯の登りにかかると登山道は尾根を外れて東斜面を登り始めて残雪が登場、ただし人間が歩く幅は除雪されていて溶けた水が凍ってはいるが地面が出ているので滑りはしなかった。ブルも通るらしく小さな重機で除雪途中のようだった。この雪はどれくらいで消えてしまうかな。剣ヶ峯の山頂東側を巻いて南側で稜線に乗り、山頂まで最後の短い登り。今は無人となった富士山測候所の建物への階段を上り、自然地形よりも高い建物群の東側の溶岩が自然地形の最高点で、三角点はそれより僅かに低い場所だ。山頂標識の北側には、前回来たときには無かった見慣れない塔が。何かと思ったらGPS測量点だった。おお、富士山頂にできたのか。正確な高さはいかほどなのだろうか。
剣ヶ峯展望台から見た南ア深南部〜南ア南部(クリックで拡大) | |
剣ヶ峯展望台から見た南ア南部〜南ア北部(クリックで拡大) | |
剣ヶ峯展望台から見た北ア(クリックで拡大) | |
剣ヶ峯展望台から見た尾瀬〜奥日光〜那須(クリックで拡大) |
前回無かったと思うが、GPS測量点の西側に展望台があり、狭い梯子を登るとこれまた狭い展望台があって、西半分の大展望を楽しめる。今日は平日だからいいが、週末では大混雑しそうな。眼下には大沢崩れの荒涼とした斜面。そして南西山麓に長く伸びた影富士。ずらっと並んだ南ア深南部から南ア北部まで。奥には中アやその向こうに木曾御岳も見えた。そして僅かに乗鞍岳。北アは「写真判定」で水晶岳まで見えていたことが判明したが、立山は写っていなかった。まあ、前回の何も見えないのを考えればこれだけ展望を楽しめれば充分である。しばし展望を楽しんだ後、山頂標識付近で休憩した。そうそう、今回は若い自衛隊員らしき人を多数見かけたが、訓練の一環として富士登山でもやるのだろうか。さすが自衛官らしくヘロヘロで登ってくる人はいなかった。まあ、みんな若い人ばっかりだったこともあるか。どこの部隊なのだろうか。
剣ヶ峯から見た伊豆大島 | 帰りの剣ヶ峯 |
富士宮口方面へ下る | 南東側から見た剣ヶ峯。まさに胸突き八丁 |
富士宮登山口への入口 | 雪の無い登山道を下る |
帰りは三島岳に立ち寄るのをすっかり忘れ、登山道に従って北側を巻いてしまい登らなかった。たぶんロープ等で止められていなかったような。富士宮口への登山道入口は山頂からは通行止めになっていたが、ここを下らないわけにはいかないので横をすり抜けて下山開始。下りはできるだけ足元が砂礫で滑りやすいルートを選び、残雪で半分滑りながら下るようにした。これは膝への負担が軽くなって疲れが軽減されるので好都合で、富士山の登山道では大いに利用価値がある。本当は道を外して直線的に下りたいところだがそういうわけにもいかず、素直に道を下っていく。上部では下っている人のすがたがポツリポツリとあったが、普段山歩きしていない不慣れな人は下りの方がきついので登り同様ごぼう抜きだった。
標高が落ちてくると登ってくる人の姿が多くなったが、今は午前7時近くで山頂着はお昼くらいだろうか、えらく暑い登りになるだろうな。日陰は山小屋以外に存在しない。あ、でもこの時期なら午前10時くらいにはガスが上がり始めて涼しくなるか。でもその場合は展望を楽しめなくなってしまう。
鳥居が壊れたもの? | 8合目到着 |
新五合目駐車場が見えた | 登山口近くのチップトイレ |
これから山頂に向かう人達 | 登山口から見た剣ヶ峯の測候所 |
富士宮新五合目登山口 | 荷揚げ用ブルドーザ |
新五合目登山口手前で公衆トイレに立ち寄る。藪山なら平気でその辺で雉撃ちを済ませるが富士山ではそうはいかない。チップトイレで\100を入れてすっきり。登山口に下りると付近の駐車場はほぼ満杯で、カーブして1段下がった場所にしか空きがなかった。夜には分からなかったがそのカーブの突端にブル道の起点があり、これから出発するようでトラックがつけられて数人の男性人が路上でだべっていた。荷揚げというより土木工事のような感じだったがどこまで上がるのだろうか。車に戻って短い睡眠時間を埋めるためにしばし昼寝。さすが5合目で窓を開けたままでは涼しすぎるくらいだった。